なぜコウモリは夜飛ぶのか
昔、コウモリと野ネズミがいました。
コウモリは野ネズミと仲がいいふりをしていたけど、
夕食を共にしていたある時、
野ネズミ「君のスープは美味いな。
コウモリ「明日教えようじゃないか」
この夜、コウモリは2種類のスープを仕込みました。
1つは今日振る舞った美味しいスープ、もう1つはそれに似せたお湯の入ったスープ。
翌日の夕食でコウモリは野ネズミにこう伝えました。
コウモリ「実はこのスープのダシ、それは僕自信なのさ。
そう言うと、コウモリは熱さに堪えてお湯の入ったスープにジャブっと浸かり、すぐにでました。野ネズミが見ていない隙に、
コウモリ「野ネズミよ、
翌日の夕方、野ネズミは言われたとおりに鍋に飛び込むと、そのまま火傷で死んでしまいました。
頭領はカンカンに怒り、
コウモリは木の裏の高いところにじっとして身を潜めていました。
これが僕らが昼間にコウモリを見ない理由です。
ーー
以上、端折って書きましたが、
ギリシャ神話は神さま主体の内容、
なんとなく動物にはキャラ設定があって、
クモ、ウサギ、コウモリあたりは悪知恵を持ったキャラ。
御馳走はカボチャ、ヤシ酒。
教訓や言い伝えが分かりやすくて楽しく書いてあります。
メリークリスマス!