ハーメルンの笛吹き男 - 伝説とその世界
こんばんは。
みなさん、今週も一週間お疲れさまでした。
今宵はオススメの書籍を一つご紹介。
確か3年前くらいに読んだ一冊です。切り口がとても面白いので手に取ってみたのですが、こんな嘘みたいな話を真面目に研究しようとするオッさんがいるのか、と思うと日本は本当にいい国だと思いました。
「ハーメルンの笛吹き男」という話をご存知でしょうか。
多分小さい時に誰でも聞いたことがある話ではないかと思うのですが、こんな話です。
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昔、ある町があってそこはネズミに悩まされていました。
とにかく大量のネズミに頭を抱える王様。ある時、王様の前に一人の笛吹きが現れます。笛吹きは言いました。
笛吹き「王様、私が町のネズミを一匹残らず追い出してみせます。その代わり、できた時には金貨をください」
王様「いいだろう。」
笛吹きが笛を吹き出すと、みるみるうちに町中のネズミが出てきます。ネズミたちは歩き出す笛吹きの後を追い始めます。
笛吹きはそのまま町を出て行き、ネズミを川へ連れて行きました。そのままネズミたちは溺れ死んでしまいました。町に戻った笛吹きは王様にこう言います。
笛吹き「王様、約束通りネズミをなくしました。サァ金貨をくださいナ。」
王様「いやいやいやいや、そんな簡単にできるのなら金貨なんかやれるわけないじゃん。調子乗んなよ?コラ」
笛吹き「大概にせぇよコラ。あぁ?ええんかコラ。」
怒った笛吹きが笛を吹き始めると、今度は町中の子供たちが笛吹きの後を追い始めます。
そのまま、町を出て行った笛吹きと子供達はもう帰ってくることはありませんでした。
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という話です。
ところが、この話がどうやら作り話じゃないっぽい。
1200年代にドイツのハーメルンで子供100人近くが突然一気にいなくなった事が歴史として残っているらしいんですね。
結局これってなんでだったの?というのをひたすら解き明かすオッさんがいまして、その人の奮闘記がこの本です。オッさんと言っても確か凄い大学の有名な教授だった気がします。
no reason. 是非読んでみてください!
お休みなさい。